@indigo

本と音楽と手仕事のある暮らし

「絶唱」読了

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絶唱 湊かなえ
「五歳のとき双子の妹・毬絵は死んだ。生き残ったのは姉の雪絵―。奪われた人生を取り戻すため、わたしは今、あの場所に向かう(「楽園」)。思い出すのはいつも、最後に見たあの人の顔、取り消せない自分の言葉、守れなかった小さな命。あの日に今も、囚われている(「約束」)。誰にも言えない秘密を抱え、四人が辿り着いた南洋の島。ここからまた、物語は動き始める。喪失と再生を描く号泣ミステリー。」

 


4篇の短編構成。
全てに共通するのは、「尚美さん」「トンガ」「阪神淡路大震災」。
湊かなえさんは、大学卒業後にトンガに青年海外協力隊として2年間赴任されていたそうだ。トンガのお話がとてもリアルだった。それに、当時西宮で大学生活を送られていた湊さんは阪神淡路大震災を経験されている。私は二回生だったので、2歳上の湊さんは四回生だったはずだ。
絶唱とは「心のこもった見事な歌いぶり」のことらしい。
こちらの本は、伏線回収とか面白いとか読みやすいとかよりも、震災をテーマのひとつにしたストーリーだとは知らなかったこともあって、ただただあの頃のことに急に思いを馳せ色々と思い出し勝手に泣けてきて自分でも驚いた。喪失と再生の物語。湊かなえさんはこんなストーリーも書けるのか。凄い方だ。

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