諏訪野良太(すわのりょうた)は、純正会医科大学附属病院の研修医。初期臨床研修で、内科、外科、小児科など、様々な科を回っている。
ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。その腕には、別れた夫の名前が火傷(やけど)で刻まれていた。
5篇の短編集。
研修医の諏訪野先生、優秀すぎる。現実ではありえないんだろうけど(一人一人に向き合いすぎ)こういう先生がいたら嬉しいかも。医療ものなのにどの話も読みやすく1話ずつ最後にすっきり謎が解けて面白かった。
薄いし短篇なので、ちよっとしたスキマ時間に読むのにもおすすめ。